宝塚ひとこと日記

宝塚について、簡潔明瞭に

しろきみちゃんの退団に、固定観念の打破を願う

宝塚歌劇団は、女性だけの劇団です。

そして、ファン層も、女性比率が高い。

ある意味、まだ男性優位な社会の中で、女性を尊重し、敬意を払うことの出来る聖域だと思います。

でも、その中でも、「男役」と「娘役」と呼ばれる性差は存在していて、男役10年と言われ、トップ就任時の学年も研10を過ぎた方が、圧倒的に多い。対して娘役は、ゆきちゃんの就任がイレギュラーと感じられるように、下級生の早期就任が最近は劇団さんのブームなのか?という感じ。

私は、まどかちゃんも、さくらちゃんも、華ちゃんも、舞空さんも皆可愛い、素晴らしいと思います。だから、彼女たちがどうこうでもなく、劇団さんの選択云々ではなく、もしかしたら一ファンの私の感情の中に、娘役さんは、早いうちにトップになるべき、というよくわからない固定観念があったのかもしれない、と思ったのです。

無意識のうちに、女性は若い方が良いという、老害のような感情を、娘役さんたちに向けて思っていたのかもしれません。あほですね。もの凄い努力をして、舞台に立っている彼女たちに、凄く失礼。本当にごめんなさい。

こんなことを考えたのは、しろきみちゃんがトップになるには、もう遅いのかなあという事を考えていた私が、しろきみちゃん退団にもの凄くさみしさを感じたからでした。

退団者の中にしろきみちゃんの名前をみたとき、え!?まだまだこれからじゃん!と思いました。この気持ちも本当です。でも、華ちゃんが先に就任したから、もう…と思っていた自分も、本当です。

この矛盾した気持を持って、私は反省しました。これからは、研いくつなんて、気にしない。彼女たちが、舞台で発する輝きだけで判断すると。

娘役さん、ほんと凄い。いつもきれいで可愛くて、男役さんに寄り添うけれど、自分の足でたてる男前さも持っていて。

余計な固定観念は、捨てます。感情のまま、宝塚を楽しみます!