この舞台は、私の全てでした
そう、あんなにまっすぐに言えるひとというのは、どれだけの葛藤を乗り越え、努力を重ねてきたのだろう。
私が宝塚を知り、初めてこのひとがすきだ!応援したい!と思ったのが、紅ゆずるさんでした。多分、もしそれがゆずるさまでなければ、ここまで宝塚の素晴らしさに気づくことはなかったかもしれません。
私は、弱い人間です。こわい、と思うことが多いし、ぐるぐると余計なことを考えて無駄に自分を追い詰めたりします。
だけど、ゆずるさまと宝塚に出会って、少しずつ変わりました。
遠出が苦手だったのに、遠征にいきたい!と思うきもちで、今では飛行機も新幹線も大好きです。
台湾公演を観劇したい一心で、初めて海外にも行きました。
私が宝塚を好きなことを、暖かく見守ってくれる家族の優しさ、一緒に観劇して感想をお話しできる友人がいることの幸せに、気づくことができました。
大袈裟ではなく、ゆずるさまが、私の中の新しい扉を開いてくれました。感謝しか、ありません。
私が宝塚の舞台を見て感銘を受けるのは、その美しさもさることながら、そこに立つまでの皆様の努力を思うからかもしれません。
あーちゃんの涙は、本当にきれいでした。いつもにこにこ、きれいで可愛いあーちゃん。でもその裏で、どれだけのプレッシャーや、トップ娘役でいることの重責と戦ってきたのでしょう。
ゆずるさまも、あきらめなかった。あーちゃんもあきらめなかった。星組の皆様も、あきらめなかった。応援している方々もあきらめなかった。
だから、私はこれからも、あきらめずにやりたいことに向かって走ろうと思います。
私は、ゆずるさまに出会えて良かった。宝塚に出会えて良かった。
清く正しく美しく朗らかに、って素敵な言葉ですよね。この言葉を胸にしまって、東京公演、楽しく観劇しようと思います。