宝塚ひとこと日記

宝塚について、簡潔明瞭に

不滅の棘をみました

 感想は、このなんとも言えない感情に言葉をつけられるようになったら書きたいと思うのですが、ちょっと感情をはきだしたい!


 午前午後の二回観られたのですが、なんというか、それぞれの感情がすごい伝わってきて、心臓がでんぐり返しです。

あーちゃんまいあちゃん兄妹の、純粋で繊細さ故の痛々しさね…。あーちゃんは、母親からの愛情がほしいのに、それを上手く表現出来なくてお酒に走っているのが、もう。捨てられた仔犬のようで、あーちゃんは私が育てます!と、せーこさんに直談判しようかと思った←やめてください。本当は優しくて繊細だから、同じ気質を持つ妹をすごく心配するし、その妹まいあちゃんも、ほんとすごかった。あーちゃんとまいあちゃんは、きれいな水の中でしか生きられなかったんだよ…。

愛ちゃんも、きっとそうだったんでしょうね。父親に実験台にされたうえ、気の遠くなる時間をひとりで生きかければならない孤独。終盤の愛ちゃんのお歌が、本当に素晴らしかった。心で歌う、とはこういうことなのかと思った。

観られて、本当に良かったです。感情を揺さぶることの出来る役者さんて、本当に凄いと思います。尊敬。